【指宿】辿り着けない神社と恐怖スポット

以前夫と2人で南薩を旅行した時の話です…。

私たちは射楯兵主神社、通称釜蓋神社と呼ばれる神社を目指し車を走らせていました。

この神社の御祭神はスサノオノミコト。武の神様で開運や厄除けの御利益があると言われている神社です。

参拝方法も珍しく釜の蓋を頭に載せ鳥居から拝殿まで歩く、落とさずに歩ききれば願いが叶うというもの。

…がしかし。

車載ナビに登録した通りに道を進んでも、一向に目的地に着きません。

「目的地に到着しました」と言われても辺りは一面田畑。と、変な形の山。

気を取り直してgoogle mapを開くもやはり同じ結果。

普段は旅先でもこんな事は全く起きませんし、機械音痴でも方向音痴でもありません。

でも一向に辿り着けない…。

オカルトな事は信じない私たちですが、「うーん、これは歓迎されていないのかもね」と諦めて目的地を変更しようとしたその時。

 

夫がドライブが楽しそうな道を発見しました。

薩摩富士と呼ばれる開聞岳をぐるっと囲む海沿いの道…。

「これは海を眺めながらドライブできるね!走ってみよう!」

そういって私たちは地図を頼りにこの道に向かいます。

まず目に見えたのはゴルフ場。

そしてゴルフ場の脇の道を進むと、突如現れたトンネル。

「このトンネルを抜けたら海が広がってるパターンだよきっと!」

「千と千尋の神隠しの冒頭みたい~」

なんて能天気な事を言っていたのも束の間…。

私たちはこの後泣いてパニックを起こしながら引き返すことになるのです。

……。

そう、ここは有名な心霊スポット「開聞トンネル」でした。

入口がとても小さいので、短そうだと思いながら入ったけれど一向に終わらないトンネル…。(後で調べたところ800m近くあったようです。)

車のハイビームを使っても真っ暗で、壁には恐ろしい落書き、天井からは不気味に垂れ下がる蔦。

対向車とのすれ違いが不可能どころか、車一台でさえギリギリのトンネル内。

そしてこの時の運転手はペーパードライバーの夫。

最悪に最悪を重ねた事態です。

途中で待避所を見つけそこでUターンを試みましたが、待避所と言っても狭く、ペーパードライバーの夫は悪戦苦闘。私が運転を変わって切り返すことに。

その際に一度車を降りて座席を交代したのですが…こう…なんとも言えないもわっとした…気持ち悪い空気感。湿度がすごく高かったように思う。

大変なところにきてしまった。

急いで車を走らせ、何とか抜け出しました。

死ぬかと思った。そんな体験。